小夜の寝覚(読み)さよのねざめ

精選版 日本国語大辞典 「小夜の寝覚」の意味・読み・例文・類語

さよ【小夜】 の 寝覚(ねざめ)

夜中に目がさめること。夜半寝覚
長秋詠藻(1178)上「風さやぐさ夜のねざめのさびしきははだれ霜ふり鶴さはに鳴く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小夜の寝覚」の意味・わかりやすい解説

小夜の寝覚
さよのねざめ

一条兼良による教訓書。文明 11 (1479) 年頃成立。8代将軍足利義政夫人富子 (→日野富子 ) のために書かれたもので,『源氏物語』や和歌政治および女性について説いている。特に北条政子執政をたたえて,道理を重んじる兼良の思想が知られる。『群書類従所収

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android