小野光右衛門(読み)おの みつえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小野光右衛門」の解説

小野光右衛門 おの-みつえもん

1785-1858 江戸時代後期の暦算家。
天明5年1月24日生まれ。17歳で庄屋をつぎ,灌漑(かんがい)や荒田開墾などに尽力し名字帯刀をゆるされる。谷東平に和算を,江戸で渋川景佑(かげすけ)に天文学をまなんだ。初歩の教科書にあたる「啓迪(けいてき)算法指南大成」をあらわした。安政5年10月17日死去。74歳。備中(びっちゅう)(岡山県)出身。名は以正(ゆきまさ)。字(あざな)は子物。号は啓鑑亭。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android