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ロヒンギャ Rohingya

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ロヒンギャ

仏教徒が大半を占めるミャンマーで、西部ラカイン州を中心に暮らすイスラム教徒。政府はバングラデシュからの移民とみなし、大半を国民と認めていない。8月下旬にあったロヒンギャとみられる武装集団による警察施設襲撃をきっかけに、治安部隊の活動が本格化。掃討作戦で家を追われ、40万人超のロヒンギャ難民がバングラデシュに逃れる事態になっている。

(2017-09-24 朝日新聞 朝刊 2社会)

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知恵蔵miniの解説

ロヒンギャ

ミャンマー西部のラカイン州北部に住むイスラム系少数民族。人口は80~100万人で、イスラム教徒(ムスリム)として何世代にもわたり同国で暮らしている。しかしミャンマー政府はロヒンギャを少数民族と認めずベンガル系の不法移民と位置づけており、仏教徒の多い同国で差別・迫害の対象となっている。国連によると2015年1月~3月には、前年同時期の倍近い2万5000人のロヒンギャがミャンマーなどから船で出国を図ろうとしたという。15年5月には、10日に約600人、11日に約400人の、漂流船に乗ったロヒンギャらが保護されている。

(2015-5-13)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロヒンギャ
Rohingya

ミャンマー西部ラカイン州,特にその北西部に多く居住するムスリムの民族集団。ラカイン地域では 15~18世紀に栄えたアラカン国(ムラウー朝)の時代から,仏教徒とともにムスリムが居住していた。その時代のムスリムを基盤に,19世紀以降のイギリス領下でベンガルから移住したムスリムと,1948年のミャンマー独立前後に同じくベンガルから入ってきたムスリムが混合し,その一部が 1950年頃から単独の民族ロヒンギャを名のるようになった。その詳細な成立過程は不明である。ミャンマー政府からは,バングラデシュからの不法移民とみなされ国籍を付与されていない。ミャンマー国民の多くからも土着民族として受け入れられず,政府,国民から排斥や抑圧を受け続けている。ラカイン州に住むロヒンギャの多くはゲットーのような収容地域に隔離されている。1970年代後半と 1990年代初頭,それぞれ 20万人規模の難民がバングラデシュに流入し,国際的な注目を浴びた。21世紀に入っても事態は変わらず,2015年5月にはタイ南部の沖合いでロヒンギャ難民を乗せ漂流していた多数の木造船が発見され,インドネシアマレーシア当局により救助された。彼らは国際会議での協議を経て両国により 1年間の期限付きで保護されることとなった。

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