左野勝司(読み)さの かつじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「左野勝司」の解説

左野勝司 さの-かつじ

1943- 昭和後期-平成時代の石工
昭和18年2月27日生まれ。中学卒業後,国内外の石造文化財を通し独学で石工としての技術を習得。昭和40年左野石材店を創業。53年飛鳥建設の社長。藤ノ木古墳石棺や高松塚古墳石室など,寺院神社の石造文化財の調査や修理復元にたずさわる。また,イースター島のモアイ像の修復にもあたった。国内外の石造り遺跡の修復や発掘において独学で技術を開発し,数多くの文化財の保存に尽力したとして,平成19年吉川英治文化賞。和歌山県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android