広西チワン(壮)族自治区(読み)こうせいチワンぞくじちく

百科事典マイペディア の解説

広西チワン(壮)族自治区【こうせいチワンぞくじちく】

中国南部の自治区で,ベトナムに接する。簡称は桂。もと広西省といったが,1958年自治区に改編。主都は南寧。少数民族が多いことで知られ,1400万人をこえるチワン族をはじめ,ミヤオ族ヤオ族トン族ムーラオ族マオナン族などの少数民族がおり,1995年末の統計では少数民族が全人口の38%を占めた。気候は温暖多雨。珠江流域を中心に稲作養蚕,果樹栽培などが行われ,また薬材(茴香(ういきょう),桂皮),林産も少なくない。交通は珠江の水運と湘桂(衡陽〜友誼関)・黎湛(黎塘〜湛江)・黔桂(けんけい)(貴陽〜柳州)などの鉄路による。近年,工業の発展がめざましい。23万6600km2。5378万人(2014)。
→関連項目華南磚茶中華人民共和国チワン(壮)語甜茶客家羅漢果

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