チワン(壮)族(読み)チワンぞく(英語表記)Zhuang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チワン(壮)族
チワンぞく
Zhuang

タイ諸族の一民族。僮族とも書く。中国のおもにコワンシー (広西) チワン (壮) 族自治区に居住。中国最大の少数民族で,人口 1600万 (1990) 。杭上家屋に住み,ウシやスイギュウを使って水稲栽培を行なうが,陸稲,トウモロコシ,サトウキビなども栽培する。政治的にも文化的にも漢民族の影響が強くみられるが,タイ族固有の文化も消滅しておらず,特に祖先崇拝的なアニミズムもみられる。また一夫一妻制を原則とし,結婚前の性的自由と,仲人を介しない結婚,結婚しても子供の生まれるまで妻が両親のところにとどまり,夫が通うなどの習俗がある。

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チワン(壮)族【チワンぞく】

中国の少数民族のうち最大の人口を有する民族で,その約9割が広西チワン族自治区に居住する。20以上もの自称をもつ集団が解放後統合されて成立した民族。1965年に〈僮族〉から改称。早期から漢族の影響を受けた。高床式住居や,歌掛け,糯米製品など,言語以外の文化的特徴は主に広西西部や北部に残されているが,最近は経済的発展にともなう変化が顕著である。約1555万人(1990)。→チワン(壮)語
→関連項目キン(京)族湖南[省]タイ[人]プイ(布依)族マオナン(毛南)族ムーラオ族

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