デジタル大辞泉
「御酌」の意味・読み・例文・類語
お‐しゃく【▽御酌】
[名](スル)
1 相手を敬って、その人への酌をいう語。「客にお酌する」
2 酌をする女。酌婦。
3 一人前になっていない芸者。東京では半玉、京阪では舞妓という。
「芸者や―がぞろぞろ附いて」〈鴎外・雁〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
お‐しゃく【御酌】
① 酌
(しゃく)をする相手を敬っていう語。また、酌をすることの
丁寧語。
※光悦本謡曲・
千手(1470頃)「千手も此由見るよりも、御酌にたちて
重衡の
御前にこそ参りけれ」
※
歌謡・松の葉(1703)一「一つこしめせたぶたぶと、殊にお酌は忍び妻忍び妻」
③ 京阪では
舞妓(まいこ)、東京では
半玉(はんぎょく)の
異称。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報