日立粉末冶金(読み)ひたちふんまつやきん(英語表記)Hitachi Powdered Metals Co., Ltd.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日立粉末冶金」の意味・わかりやすい解説

日立粉末冶金
ひたちふんまつやきん

粉末冶金の大手メーカー。1952年日立製作所の全額出資によって設立された日立化工が前身。日立化工は 1963年,日立化成工業(今日の日立化成)と合併し日立化成工業となる。1968年日立化成工業より松戸工場が分離独立し日立粉末冶金として設立。以降粉末冶金の専業メーカーとして発展,自動車向けなどの機械部品を主力に,ブラウン管用塗料など化成品も手がけた。2008年日立化成の完全子会社となり,2014年吸収合併された。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日立粉末冶金」の解説

日立粉末冶金

正式社名「日立粉末冶金株式会社」。英文社名「Hitachi Powdered Metals Co., Ltd.」。金属製品製造業。昭和43年(1968)設立。本社は千葉県松戸市稔台。日立化成工業子会社の粉末冶金製品メーカー。大型機械部品に実績。主力はエンジン部品など自動車向け。化成品も手がける。東京証券取引所第1部旧上場。平成20年(2008)完全子会社化にともない上場廃止。同22年(2010)営業、事業企画、研究開発部門を親会社移管統合し製造会社となる。

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