デジタル大辞泉
「正覚」の意味・読み・例文・類語
しょう‐がく〔シヤウ‐〕【正覚】
《「無上等正覚」の略》仏語。真の悟り。仏の悟り。等正覚。
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しょう‐がく シャウ‥【正覚】
〘名〙 仏語。すべての迷いを断ち切った正しい悟り。仏の悟りをいう。等正覚、正等ともいう。
※醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)「悟二無生忍一、速二成正覚一」
※観智院本三宝絵(984)中「
釈迦の御のり正覚成給し日より」 〔
無量寿経‐上〕
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正覚
生年:生没年不詳
鎌倉前期の曹洞宗の尼。道元の弟子で,その援護者でもあったが,氏素性は不明。天福1(1233)年,道元が京都深草に興聖寺を開創したときに法堂を寄進した。なお,坊門清信の娘で源実朝の妻であった西八条禅尼(本覚尼とも称した)と同一人物とみなす説が有力視されているが,西八条禅尼が開基となった京都の遍照心院(のち大通寺)は一貫して律宗寺院であったことが確認されるので,この説には無理があろう。<参考文献>『永平寺三祖行業記』『建撕記』,大久保道舟『道元禅師伝の研究』,守屋茂「深草興聖寺の開基正覚尼について」(『印度学仏教学研究』26巻1号)
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