毒蛾(読み)ドクガ

デジタル大辞泉 「毒蛾」の意味・読み・例文・類語

どく‐が【毒×蛾】

ドクガ科の昆虫はねの開張4センチくらいで、全体に黄色幼虫黄褐色で肉いぼが黒く、毒毛をもつ毛虫で、桜・梅など多種樹木の葉を食害。幼虫・成虫とも、人が触れると皮膚炎を起こす。
鱗翅りんし目ドクガ科の昆虫の総称口吻こうふんは退化している。夜行性。ドクガ・チャドクガマイマイガなど。

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精選版 日本国語大辞典 「毒蛾」の意味・読み・例文・類語

どく‐が【毒蛾】

〘名〙
① ドクガ科の中形のガ。はねの開張三五ミリメートル内外。全体が黄色で前ばね中央に褐色の帯がある。幼虫は体長およそ四センチメートルで、黒色と褐色の毛でおおわれ、毒毛をもつ。クリ、クヌギサクラなどの葉を食害。成虫の体にも羽化に際し毒毛が付着するので触れると皮膚に激しい炎症を起こす。成虫は六、七月に出現し、好んで灯火に飛来する。日本各地・中国・朝鮮などに分布する。なみどくが。
② ドクガ科に属するガの総称。ドクガ・チャドクガ・マイマイガ・モンシロドクガなど。幼虫の多くは毒毛をもつ毛虫で、植物の葉を食害し、被害を与えるものが多い。また、俗に、はねに眼状紋などがあって気味の悪い種をさしていう。日本に約五〇種が分布する。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「毒蛾」の解説

毒蛾 (ドクガ)

学名Euproctis flava
動物。ドクガ科の昆虫

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