深淵(読み)シンエン

デジタル大辞泉 「深淵」の意味・読み・例文・類語

しん‐えん【深×淵】

深いふち。深潭しんたん
奥深く、底知れないこと。「孤独の深淵に沈吟する」
[類語]深み深間淀み

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「深淵」の意味・読み・例文・類語

しん‐えん【深淵】

〘名〙
① 川などの深い所。深潭(しんたん)。比喩的にも用いる。
続日本紀‐養老七年(723)九月己卯「伏惟、芳餌之末、必繋深淵之魚、重祿之下、必致忠節之臣
※金(1926)〈宮嶋資夫〉八「没落の深淵(シンヱン)から救はれたのも」 〔書経‐湯誥〕
② (形動) 物事の奥深いこと。また、そのさま。
本朝文粋(1060頃)三・弁山水〈橘直幹〉「探奥義於深淵、黄河之流横注」

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普及版 字通 「深淵」の読み・字形・画数・意味

【深淵】しんえん

深い淵。

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