淀み(読み)ヨドミ

デジタル大辞泉 「淀み」の意味・読み・例文・類語

よどみ【×淀み/×澱み】

水や空気などが流れずにたまっていること。また、その所。よど。「川の―」「空気の―」
底に沈んでたまること。どんより濁ること。
物事が順調に進まないこと。また、その箇所。「―なくしゃべる」「仕事が―なく運ぶ」
[類語]深み深間深淵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「淀み」の意味・読み・例文・類語

よどみ【淀・澱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「よどむ(淀)」の連用形の名詞化 )
  2. よどむこと。水が流れないでたまっていること。また、その所。よど。
    1. [初出の実例]「山風ひややかに吹きたるに、滝のよどみもまさりて、音高うきこゆ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)
  3. すらすらといかないこと。とどこおること。動かないでしばらくとどまること。渋滞。よど。
    1. [初出の実例]「水の出ばなの八十川の嶋田・金谷に二日のよどみ」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)道中双六)
  4. 底に沈んでたまること。どんよりとにごること。液体の中に混入している微細な固体などが下方に沈みたまること。また、そのもの。沈殿

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