滞貨金融(読み)タイカキンユウ

デジタル大辞泉 「滞貨金融」の意味・読み・例文・類語

たいか‐きんゆう〔タイクワ‐〕【滞貨金融】

滞貨になっている商品担保にして融資を受けること。滞貨融資。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「滞貨金融」の意味・読み・例文・類語

たいか‐きんゆう タイクヮ‥【滞貨金融】

〘名〙 適正在庫を超えた在庫、すなわち滞貨が生じたとき、それを担保として在庫品を維持する費用を融資すること。担保品回収が長びいたり、値が下がったりして銀行損失を招く危険がある。滞貨融資。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「滞貨金融」の意味・わかりやすい解説

滞貨金融【たいかきんゆう】

売れない財貨を担保とする金融。滞貨融資ともいう。不況などの場合,生産量または出荷量に対して在庫の割合が増大するため,企業家は融資の返済が困難になるだけでなく,さらに新規融資が必要になる。このような場合に滞貨の一層の増加投売りによる損失を防止するためにこの融資が必要となる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android