デジタル大辞泉
「狐疑」の意味・読み・例文・類語
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こ‐ぎ【狐疑】
〘名〙 (狐は非常に疑い深い
動物であるというところから)
① 狐のうたがい。
※和漢朗詠(1018頃)上「霜鶴唳(かくれい)を妨げて寒うして露なし 水狐疑を結んで薄くして氷あり〈高丘相如〉」
② (━する) 相手が
悪意を持っているのではないかと疑うこと。猜疑
(さいぎ)心を持つこと。
※九暦‐九条殿記・大臣家大饗・承平六年(936)正月三日「頗似難准、依
レ有
二狐疑
一不
レ能
二一定
一者」 〔
楚辞‐
離騒〕
③ (形動) 悪意をもって人をだますこと。また、そのさま。
※
日葡辞書(1603‐04)「Coguina
(コギナ) ヒト」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報