砂漠・沙漠(読み)さばく

精選版 日本国語大辞典 「砂漠・沙漠」の意味・読み・例文・類語

さ‐ばく【砂漠・沙漠】

〘名〙
① 雨が非常に少なく、そのため植物などがほとんど見られない、小石砂礫地表をおおわれた不毛の地。地形により、砂砂漠エルグ)、礫砂漠レグ)、岩石砂漠ハマダ)に大別され、また成因により、亜熱帯砂漠海岸冷涼砂漠、雨陰砂漠内陸砂漠に分類される。
文華秀麗集(818)中・王昭君〈嵯峨天皇〉「沙漠壊蝉鬢、風霜残玉顔」 〔曹植‐白馬篇〕
② 無毛症をいう俗語

しゃ‐ばく【砂漠・沙漠】

〘名〙 (「しゃ」は「砂」「沙」の呉音) =さばく(砂漠)
※和蘭通舶(1805)一「北は砂漠(シャバク)の外、満州サンタンに至るまで属し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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