竦動(読み)ショウドウ

デジタル大辞泉 「竦動」の意味・読み・例文・類語

しょう‐どう【×竦動】

つつしみかしこまること。また、恐れて身を縮めること。
「あの家にいた時にふと起した―を再び起して」〈白鳥・人生恐怖図〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「竦動」の意味・読み・例文・類語

しょう‐どう【竦動】

〘名〙 (「竦」はつつしむ、または身がすくむ意) 動きをつつしむこと。つつしみかしこまること。また、恐怖のために身がちぢまること。
新感覚派誕生(1924)〈千葉亀雄〉「室生犀星氏の創作が、一時文壇に、一種の悚動(ショウドウ)を与へたのがそれである」 〔五代史‐李厳伝〕

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普及版 字通 「竦動」の読み・字形・画数・意味

【竦動】しようどう

おどろく。かしこまる。〔後漢書、南匈奴伝〕(王)昭君の豐容(せいしよく)、宮に光たり。景をみて裴回(はいくわい)し、左右を竦動す。見て大いにき、(こころ)に之れを留めんと欲するも、信を失はんことを(はばか)りて、に匈奴に與ふ。

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