色覚説(読み)しきかくせつ(英語表記)colour theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「色覚説」の意味・わかりやすい解説

色覚説
しきかくせつ
colour theory

色覚ないしは色彩視に関するさまざまな現象を,若干仮定に基づいて統一的に説明しようとする学説網膜において起こる現象であると考えられるようになって以来,今日までにいくつかの色覚説が提示されているが,その代表的なものとして,トマスヤングが唱え,ヘルマン・フォンヘルムホルツが発展させた三色説と,ヘリングの色覚説(→反対色)とをあげることができる。このほか,E.アダムズ,E.シュレーディンガー,G.E.ミュラーなどによって提出された段階説や,H.ハートリッジの多色説などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android