蛎浦島(読み)かきのうらしま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蛎浦島」の意味・わかりやすい解説

蛎浦島
かきのうらしま

長崎県中部,西彼杵半島の北西方にある島。西海市に属する。西岸の蛎浦は江戸時代後期,捕鯨基地が置かれ,また西海航路の風待ち,潮待ち港として栄えた。北東大島との間には中戸大橋,南西崎戸島との間には本郷大橋がかけられている。面積 4.80km2人口 1538 (2000) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「蛎浦島」の解説

蛎浦島

長崎県西海市、中戸瀬戸を挟んで大島の南西に位置する島。“蛎浦”は「かきうら」と読む。大島とは中戸大橋で結ばれている。面積約4.83平方キロメートル。江戸時代には西海捕鯨の基地。明治時代石炭が発見され、以後昭和40年代まで炭鉱の島として栄えた。閉山後は漁業、製塩業などが行われている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android