行徳拙軒(読み)ぎょうとく せっけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「行徳拙軒」の解説

行徳拙軒 ぎょうとく-せっけん

1833-1907 明治時代の医師,漢詩人。
天保(てんぽう)4年8月22日生まれ。辛島蘭軒(からしま-らんけん)に漢学を,熊本藩校再春館で医術をまなぶ。江戸の行徳元穆(げんぼく)について眼科習得,大学東校(東大医学部の前身)で西洋医学をおさめる。郷里熊本の共立学舎でおしえ,医業のかたわら詩社「閏余(じゅんよ)会」を主宰した。明治40年8月3日死去。75歳。本姓は平橋。名は直温(なおはる)。通称は文卿。著作に「楽天草舎唱和集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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