都城[市](読み)みやこのじょう

百科事典マイペディア 「都城[市]」の意味・わかりやすい解説

都城[市]【みやこのじょう】

宮崎県南西部の市。1924年市制。都城盆地を中心に北は霧島山の南東斜面,南は鰐塚(わにつか)山地にわたる。中心市街は島津支藩の城下町として発達,日豊本線が通じ吉都(きっと)線が分岐し,宮崎自動車道が通じる交通の要地で,また盆地の商工業中心地。1980年代半ば以降に企業進出が増加,食品,飲料,ゴムを中心に工業出荷額が伸長するが,零細企業が大半を占める。伝統産業に家具・武具製造がある。都城牛の飼育をはじめ畜産が盛ん。茶,ゴボウラッキョウサトイモの栽培も行われる。母智丘(もちお)は桜の名所。今町一里塚史跡),関之尾甌穴(おうけつ)(天然記念物),関之尾滝がある。2006年1月北諸県郡高崎町,山田町,高城町,山之口町を編入。653.36km2。16万9602人(2010)。

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