日本歴史地名大系 「山之口町」の解説 山之口町やまのくちちよう 宮崎県:北諸県郡山之口町面積:九七・五〇平方キロ北諸県郡の東部に位置し、北は東諸県郡高岡(たかおか)町、東は宮崎郡田野(たの)町、南は三股(みまた)町、西は高城(たかじよう)町。町域面積の八〇パーセントは林野で、集落は青井(あおい)岳(五六三・二メートル)南麓から東(ひがし)岳(八九八メートル)の西麓にかけて形成されている。東端を大淀川の支流境(さかい)川が北流する。青井岳に源を発する永野(ながの)川(下流は有水川)・東岳(ひがしだけ)川、東岳西麓に源を発する花木(はなのき)川・富吉(とみよし)川・樋口(ひぐち)川などが西流して町域南西部に扇状地を形成し、耕地の発達を促している。JR日豊本線が東部から南西部へ向かって走り、青井岳(あおいだけ)・山之口の二駅がある。また九州縦貫自動車道宮崎線と国道二六九号が並行して中央部を通る。山之口の野上(のがみ)遺跡、花木の須田木(すだき)遺跡からは縄文土器や石斧が出土。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by