デジタル大辞泉
「難平」の意味・読み・例文・類語
なん‐ぴん【難▽平】
《「ぴん(平)」は唐音で、ならす意》
1 取引で、損失を平均化すること。買ったあとに相場が下落しても買い増して買値の平均を下げておき、逆に売ったあとに相場が騰貴したら売り増して売値の平均を上げておくことによって、損失を回復しようとすること。「難平買い」
2 《見通しもなく1をして大損をする意から》愚かなこと。また、その人。
「我が身知らずの―なり」〈浮・一代女・一〉
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なん‐ぴん【難平】
〘名〙
① (「ぴん」は「平」の
唐宋音。ならす意。「難を平均する」の意) 取引市場で、相場が
予想に反して騰貴または下落した場合、売増しまたは買増しをして
値段の平均化をはかり、損勘定を回復しようとすること。
② (見通しもなく①をして大損をするところから) おろかなこと。やぼなこと。また、その人。また、人をののしっていう語。
※
歌謡・淋敷座之慰(1676)吉原太夫万歳「扨も扨もおびただしいなんびんの集り哉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
難平【なんぴん】
市場用語。難は損失の意。損失を平均化して最小限にくいとめる方法。すでに買い付けた銘柄が値下がりした場合,安値で追加買いをして平均買値を下げることを難平買下がりといい,難平売上がりはこの逆の場合をいう。
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難平
(特に評価損の出ている)ポジションの平均コストを下げるために、同一銘柄のポジションを加えることをいいます。
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