評価損(読み)ひょうかそん(英語表記)valuation loss

  • ひょうかそん〔ヒヤウカ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

企業の所有する資産取得原価または帳簿価額と異なる価額を付する場合に生じる差額。評価損が計上されるのは,市場性のある一時所有の有価証券棚卸資産について取引所の相場または市場価格の変動が著しくかつ回復の見込みのない場合に時価まで帳簿価額を切下げるとき,投資株式の実価が取得原価より著しく低くかつ回復の見込みのない場合に帳簿価額を実価まで切下げるとき,固定資産が偶然的原因によって著しく摩損したり滅失した場合に帳簿価額を切下げるとき,そして売掛金受取手形貸倒引当金を設定するときなどである。これに対して評価益が計上されるのは,会社の更生や準更生において資産が時価で評価されるときなどの例外的な場合である。

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デジタル大辞泉の解説

《「ひょうかぞん」とも》保有資産の時価簿価を下回っている場合の時価と簿価の差額。資産の期末評価に原価法を適用する場合は損益計算書に計上されないが、低価法を適用する場合は評価損を計上する。また、原価法を適用している場合でも、時価が簿価よりも大幅に(おおむね50パーセント以上)下落し、回復の見込みがない場合は評価損を計上しなければならない。⇔評価益。→含み損

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大辞林 第三版の解説

保有する資産の時価が帳簿価額より低下した場合、帳簿価額を時価まで引き下げることによって生じる損失。

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世界大百科事典内の評価損の言及

【評価益・評価損】より

…企業が保有中の資産を販売や消費することなく,評価替し,帳簿価額(または取得価額)と異なる価額を保有資産に付する場合に生ずる帳簿価額(簿価)との差額をいう。保有資産に新しく付された価額が簿価を超えた場合が評価益であり,不足した場合が評価損である。評価益・評価損は,資産の保有中に,流行の変化,技術進歩,価格変動など企業内外に生じた偶然的原因により発生する。…

※「評価損」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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