頼聿庵(読み)らい いつあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「頼聿庵」の解説

頼聿庵 らい-いつあん

1801-1856 江戸時代後期の儒者
享和元年2月20日生まれ。頼山陽長男安芸(あき)広島藩士。父が脱藩したため,祖父頼春水の跡をつぐ。藩の学問所につとめ,のち藩主浅野斉粛(なりたか)の長男慶熾(よしてる)の侍講となる。家塾天日堂でもおしえ,山陽の著作の出版につとめる。書にすぐれた。遺作に「聿庵詩稿」など。安政3年8月30日死去。56歳。名は元協。字(あざな)は承緒通称は余一。別号に鶴年,春嶂。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android