日本大百科全書(ニッポニカ) 「高宮(滋賀県)」の意味・わかりやすい解説 高宮(滋賀県)たかみや 滋賀県中東部、彦根市(ひこねし)の一地区。旧高宮町。『和名抄(わみょうしょう)』高宮郷の地、中世には高宮城が築かれた。近世の中山道(なかせんどう)(現、国道8号)の宿場町として繁栄したが、当時の人口は約3560、家数835、本陣1、脇(わき)本陣2、旅籠(はたご)屋23であったという。麻織物の高宮布でも知られた。また多賀大社への入口としても栄え、寛永(かんえい)年間(1624~1644)建立の大鳥居がある。近江(おうみ)鉄道本線高宮駅があり、多賀線を分岐する。[高橋誠一][参照項目] | 近江麻布 | 高宮布 | 彦根(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例