デジタル大辞泉
「鶴翼」の意味・読み・例文・類語
かく‐よく【▽鶴翼】
1 鶴のつばさ。
2 兵法で、陣立ての一。鶴がつばさを張った形に兵を配置し、敵を包囲しようとする陣形。
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かく‐よく【鶴翼】
〘名〙
② 陣立ての名。ツルが翼を広げたような形に兵を並べて、敵をその中に取りこめようとする陣形。⇔
魚鱗。
※
吾妻鏡‐建久六年(1195)一二月一二日「是向
二魚鱗鶴翼陣
一。抽
二毎度之勲功
一」
※
太平記(14C後)六「
一手は
西門の石の
鳥居より魚鱗懸りに懸け出づ。一手は
住吉の松の陰より懸け出で、鶴翼
(クヮクヨク)に立て開き合はす」 〔沈炯‐賦得辺馬有帰心詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「鶴翼」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
鶴翼【かくよく】
鶴が翼を張ったように,中央から左右に浅いV字形に陣翼(じんよく)を延ばして敵兵を包囲しようとする陣形。魚鱗の対。
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