β線スペクトロメータ(読み)ベータせんスペクトロメータ(その他表記)β-ray spectrometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「β線スペクトロメータ」の意味・わかりやすい解説

β線スペクトロメータ
ベータせんスペクトロメータ
β-ray spectrometer

原子核β崩壊で放出される電子または陽電子エネルギーを測定する装置。電子または陽電子の電離作用を利用して比例計数管固体検出器からの出力波高分析器で分析するものと,磁場中での電子または陽電子の軌道の曲りを測定するものとがある。一般に前者は検出感度が高く,後者エネルギー分解能が高い。なお,両者とも通常電子線に対しても用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 崩壊

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む