ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「β線スペクトロメータ」の意味・わかりやすい解説 β線スペクトロメータベータせんスペクトロメータβ-ray spectrometer 原子核のβ崩壊で放出される電子または陽電子のエネルギーを測定する装置。電子または陽電子の電離作用を利用して比例計数管や固体検出器からの出力を波高分析器で分析するものと,磁場中での電子または陽電子の軌道の曲りを測定するものとがある。一般に前者は検出感度が高く,後者はエネルギー分解能が高い。なお,両者とも通常の電子線に対しても用いられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by