《歌行灯》(読み)うたあんどん

世界大百科事典(旧版)内の《歌行灯》の言及

【成瀬巳喜男】より

…東京の下町の金銭感覚,芸道の過酷さなどを好んで描き〈ペシミズムのメロドラマ作家〉とも呼ばれるが,脚本の日本的な湿り気を超えた鮮烈な映画的造形性によって映画的普遍性と接し合っている。《歌行灯》(1943)の林の中の木漏れ日の美しさは,撮影の中井朝一を通して黒沢明監督の《羅生門》(1950)をはるかに予告している。【蓮實 重】。…

※「《歌行灯》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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