( 1 )こぼれ落ちる意のアユから派生した語か。「源氏物語」とその影響を受けた平安後期物語の散文中では、結婚や出産に耐え切れない幼さ、性格的な頼りなさ子供っぽさ、身体の小柄なさま、病でやつれた細さなどを形容し、心身が成熟した女性の標準から欠けた状態にある不安定さを表わしている。
( 2 )明治三〇年代になって与謝野晶子などによって甦り、美文的な雅語として韻文などに用いられ、さらに現代では女性の描写よりは光や音、声などのかすかなことの形容として用いられている。
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...