デジタル大辞泉 「アクレ州」の意味・読み・例文・類語 アクレ(Acre) ブラジル北西部の州。元はボリビア領だったが独立運動とブラジルの介入の末、1903年にブラジルに購入された。ゴムの生産が盛ん。州都はリオブランコ。⇒アッコ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクレ州」の意味・わかりやすい解説 アクレ〔州〕アクレAcre ブラジル西端の州。州都リオブランコ。西と南西はペルー,南東はボリビアと国境を接し,地形は国境付近の丘陵地帯から北東のアマゾン低地に向ってゆるやかに傾斜する。熱帯雨林気候で,年平均気温約 25℃,年降水量 2000~2500mm。全域が熱帯雨林におおわれ,密林を縫ってアマゾン川支流ジュルア川とプルス川の無数の源流が北東流する。先住民のインディオは少く,住民の大部分は 19世紀末から 20世紀初めにかけてのゴム・ブーム時代にブラジル北東部からやってきた移住者の子孫である。主産業は林業で,ゴムとブラジルナッツが主産物。特にゴムは品質がすぐれ,生産量も多く,同国の総生産量の約3分の1がこの州で生産される。農業は自給用のキャッサバ,トウモロコシ,豆類の栽培が中心。主要交通路は水路と空路であるが,大西洋岸のレシフェから州都を経て州西部ペルー国境近くのクルゼイロドスルへいたるトランスアマゾン・ハイウェーが延びる。面積 15万 3698km2。人口 41万 7437 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by