リオブランコ(その他表記)Rio Branco

デジタル大辞泉 「リオブランコ」の意味・読み・例文・類語

リオ‐ブランコ(Rio Branco)

ブラジル北西部、アクレ州の州都。アクレ川沿いに位置する。ペルーボリビアとの国境に近く、トランスアマゾンハイウエーが通る。

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改訂新版 世界大百科事典 「リオブランコ」の意味・わかりやすい解説

リオ・ブランコ
Rio Branco

ブラジル北西部,アクレ州の州都。人口31万4127(2005)。ボリビア国境に近い。国道でポルト・ベーリョへ581km,ブラジリアへ3132km。トランス・アマゾン・ハイウェー当地を経由してペルー国境へ達している。ゴム,ブラジル栗の採取産業の中心で,市立熱帯植物試験場があり,森林資源保全の拠点
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20世紀西洋人名事典 「リオブランコ」の解説

リオ・ブランコ
Jr.barão do José Maria da Silva Paranhos Rio Branco


1845 - 1912
ブラジルの外交官,政治家,歴史家。
元・ブラジル外相。
上院議員リオ・ブランコ子爵の息子で、1866年法科大学卒業と同時に「プラタ戦争の挿話」を出版以後三国同盟戦争」、「ブラジル軍部史」等の歴史書を著作。一方1869〜75年下院議員の後、1876年イギリスのリバプール総領事に就任、1880年王室顧問官となり名誉勲位受章、1880年男爵となる。共和政樹立後は全権大使として1895年アルゼンチン、1900年フランス領ギアナとの国境条約を成立させ、’02年以降外相を務め、ブラジルの国際的評価を高めるのに貢献

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオブランコ」の意味・わかりやすい解説

リオブランコ
Rio Branco

ブラジル西部,アクレ州の州都。中心集落はアマゾン川中流部の河港都市マナウス南西約 1200km,ボリビアとの国境近くにあり,アマゾン川水系アクレ川にブランコ川が合流する地点のやや下流の左岸に位置する。標高 160m。熱帯雨林におおわれた同州の商業中心地で,ゴムを中心に薬用植物ブラジルナッツ,木材などを集散する。トランスアマゾン・ハイウェーに沿う交通の要地で,道路が分岐する。マナウスとの間にも最近道路が通じた。人口 19万 6923 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のリオブランコの言及

【アマゾナス[州]】より

…1757年その西半分が分離し,サン・ジョゼ・ダ・バラ・ド・リオ・ネグロSão José da Barra do Rio Negroとなり,その後リオ・ネグロとなり,共和制実施(1889)後アマゾナス州となる。国境と接する所が多く,1943年国防上の理由からリオ・ブランコ(現在のロライマRoraima),グアポレ(現在のロンドニアRondônia)が準州に編入されたが,いまでも,ベネズエラ,コロンビア,ペルーと国境を接し,これらの国には,同名の行政区がある。ベネズエラ国境付近ではギアナ高地に接し,ブラジルの最高点ネブリーナ山(3014m)があるが,大部分はいわゆる上アマゾニア,またはアマゾン盆地をその領域とし,アマゾン川本流,その支流ネグロ川,マデイラ川等の大河が流下する熱帯雨林で,州都マナウスで年平均気温26.7℃,最高気温は32℃くらい,年降水量は2243mm,7~9月に短い乾季がある。…

※「リオブランコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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