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ブラジル北東部,ペルナンブコ州の州都で,大西洋岸の港市。サルバドルとともに北東部の重要都市である。人口151万5052(2005)。二つの河川の合流河口にある。大陸部と半島および,その間の島からなり,運河や橋が多く,〈ブラジルのベネチア〉とも呼ばれる。16世紀にはオリンダの郊外にある港にすぎなかったが,18世紀に町(ビラ)になり,独立後の1823年に市に昇格した。植民地時代は糖業の中心地として栄え,当時の教会が数多く残り,カーニバル期間の行事が有名である。国際空港をもち,沿岸・外洋航路とも接続している。おもな経済活動は,製糖,繊維,植物油,セメントなどの工業と商業である。
執筆者:山田 睦男
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ブラジル北東部、ペルナンブコ州の州都。旧称ペルナンブコPernambuco。人口142万2905(2000)、同国第8位の大都市である。北東部の商工業、行政、文化の中心地で、地域開発の拠点となっている。大西洋に面する貿易港として砂糖、ラム酒、綿花などを輸出し、金属、繊維工業、農畜産加工業が立地する。ブラジルでもっとも早く発達した港湾都市で、ポルトガルの植民とサトウキビ栽培の発展によって栄えた。最初オリンダに置かれていたポルトガルのブラジル統治の総督府も、のちレシフェ(当時はペルナンブコ)に移った。市内はサン・アントニオ教会、カペラ・ドラーダ(黄金の礼拝堂)をはじめ、植民地時代をしのばせる多数の寺院や史跡に富む。砂州と島の上に建設されたため市中を運河が流れ、「ブラジルのベニス」と称される。近郊にはボア・ビアージェン、ビエダーデなどの海浜保養地がある。市の北部の古都オリンダは、修道院、教会などが数多く残るブラジル第一級の史跡である。
[山本正三]
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