アクロスティック(その他表記)acrostic

翻訳|acrostic

関連語 高橋

改訂新版 世界大百科事典 「アクロスティック」の意味・わかりやすい解説

アクロスティック
acrostic

各行の最初の字をつなげるとある言葉になる,という戯詩。古代巫女予言がこの手法によるなぞ掛けになっていたともいわれるが,近代では,献詩に用いたりすることが多い。《鏡の国のアリス》末尾の詩にアリス・リデルの名を読みこんだキャロルはその名手であった。行末の字でさらに仕掛けたものを〈ダブル・アクロスティック〉という。和歌の〈折句〉や〈沓冠〉と似たものである。(図参照)
言語遊戯
執筆者:


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアクロスティックの言及

【言語遊戯】より

…以下に言語遊戯の代表的具体例を挙げる。(1)アクロスティックacrostic 各行の最初の語をつなぐとある言葉になるような戯詩。これを得意としたキャロルのように愛する少女の名を歌いこんで献詩とすることが多い。…

【言語遊戯】より

…以下に言語遊戯の代表的具体例を挙げる。(1)アクロスティックacrostic 各行の最初の語をつなぐとある言葉になるような戯詩。これを得意としたキャロルのように愛する少女の名を歌いこんで献詩とすることが多い。…

※「アクロスティック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android