20世紀西洋人名事典 「アグネススメドレー」の解説
アグネス スメドレー
Agnes Smedley
1894 - 1950.5.6
米国のジャーナリスト,小説家。
ミズーリ州(オクラホマ州説もあり)生まれ。
1918年インド独立運動を支援して逮捕される。’19年ドイツに渡り、インドの革命家V.チャットパジャーヤと同棲。’28年には「フランクフルター・ツァイトゥング」紙の特派員として中国に赴任し、中国革命運動の報道に従事。この間、上海で魯迅、朱徳、尾崎秀実などと深い交友を深める。’41年帰国後、ゾルゲ事件に関連した容疑を受けたほか、赤狩りの対象となる。’49年に中国行きを目指して渡英したが、翌年同地で病死。遺言で北京に葬られる。著書に「女一人中国を行く」(’29年)、朱徳伝「偉大なる道」(’53年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報