日本大百科全書(ニッポニカ) 「アサハン川」の意味・わかりやすい解説 アサハン川あさはんがわAsahan インドネシア、スマトラ島のトバ湖から、マラッカ海峡に流れ出す川。全長121キロメートル。豊富な水量と高い落差に恵まれる。インドネシアと日本の共同事業である「アサハン計画」で上流部に発電所が、マラッカ海峡に臨むタンジュングデンにアルミニウム精錬所の建設が進められ、1983年から生産開始となった。流域はココヤシ、アブラヤシ、天然ゴムのプランテーション農業が行われている。河口から10キロメートル上流のシラウ川との合流点には、農産物の集散地タンジュンバライがある。[上野福男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アサハン川」の意味・わかりやすい解説 アサハン川アサハンがわSungai Asahan インドネシア,スマトラ島北部を流れる川。トバ湖の南東岸から北東へ 150km流れてマラッカ海峡へ注ぐ。上流はシグラグラ滝 (落差 200m) ,タンガ滝 (落差 200m) など滝が多く,水力発電に理想的な地形。日本の協力によって開発プロジェクトが推進され,1980年代前半に上流のシグラグラとタンガにダム,発電所が建設された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by