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あざのレーザー治療 あざのれーざーちりょう

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家庭医学館の解説

あざのれーざーちりょう【あざのレーザー治療】

レーザーとは
 レーザーは、種々の単一波長の光線を増幅して発振する装置のことです。その装置から発生するレーザー光は、波長が単一でその位相(いそう)(かたち)がそろっているため、ふつうの光のようにエネルギーが散乱せず、狭い面積にエネルギーを集中させることができます。これを医療に応用したのが医用レーザーで、皮膚疾患の治療で大いに活用されています。
 レーザー光は、その波長によって吸収される生体組織が異なります。その性質を利用して、生体のある部分だけを選択的に破壊したり(光熱融解作用(こうねつゆうかいさよう))、低エネルギーのレーザーを用いて刺激したり(光化学作用(こうかがくさよう))することができるのです。
 角膜放射状切開(かくまくほうしゃじょうせっかい)に用いられているエキシマレーザー紫外線ですが、その他のレーザーは可視光線を使用していますので、DNAに障害を与えることはなく、発がんなどの心配はまずありません。レーザーは輝度(きど)の高い光ですから、一般の人は、金属を溶接するときに出る光のようだとか、放射線ではないかと考えるようですが、それはまちがいです。
 最近、ハーバード大学のロックス・アンダーソン博士の研究の結果、ケロイドをおこさずにあざを治すメカニズムが解明され、20年前には考えられなかったことですが、現在では、あざはレーザーによって、ケロイドにならずにきれいに治るようになりました。
◎あざ治療レーザーの種類
 赤あざには、色素レーザーが用いられますが、残念ながら、まだ約40%しかきれいに治すことができません。
 青あざ(太田母斑(おおたぼはん)、異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)など)にはQスイッチルビーレーザー、QスイッチYAG(ヤグ)レーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザーが用いられます。太田母斑、異所性蒙古斑は、数回~十数回(あざの色が濃い場合は、回数がかかります)の治療で完全に治り、再発しません。
 褐色あざの扁平母斑(へんぺいぼはん)や老人性のしみも、青あざ用レーザーを用います。扁平母斑は、約60%の人が治りますが、再発しやすく、治療には根気がいります。老人性のしみなどは、1回の治療で完全に治ります。

出典|小学館
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