改訂新版 世界大百科事典 「アッタロス3世」の意味・わかりやすい解説
アッタロス[3世]
Attalos Ⅲ
生没年:前170ころ-前133
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
前170頃~前133(在位前138~前133)
アッタロス2世の甥。そのあとを継ぎ,最後のペルガモン王となる。王国のローマ追随政策の総決算として,ギリシア人自由市を除く全王国をローマに遺贈した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…戦後処理においてローマの政策は一転して硬化し,マケドニア側についた諸都市に課税し,なかでもアカイア同盟から1000人の人質をローマに送らせ,エペイロスでは15万人の住民を奴隷とし,さらに,起こった抵抗運動を鎮圧して,前147年マケドニアを属州とし,前146年コリントスを完全破壊し,全住民を奴隷に売った。こうして樹立された東地中海におけるローマの圧倒的優位を前にして,ペルガモン王アッタロス3世は,その死に当たって王国をローマに遺贈し(前133),その遺領は前129年ローマの属州とされた。 海外領の獲得と支配はローマ自体の社会を変質させた。…
※「アッタロス3世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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