アテローム血栓性梗塞(読み)アテロームケッセンセイコウソク

デジタル大辞泉 「アテローム血栓性梗塞」の意味・読み・例文・類語

アテロームけっせんせい‐こうそく〔‐カウソク〕【アテローム血栓性梗塞】

頭蓋内外の頸動脈など比較的太い動脈アテローム硬化を原因とする脳梗塞血管の中で粥状に固まったコレステロールが動脈の血栓や硬化を引き起こす。高血圧糖尿病などの生活習慣病危険因子とされる。失語失認などの高次脳機能障害や、感覚障害半身麻痺(純運動性不全片麻痺)などの症状を伴うことが多い。
[補説]食生活の欧米化により、日本でもアテローム血栓症が増加。脳梗塞だけでなく、心筋梗塞や虚血性脳卒中などの原因にもなることから、コレステロール値の管理、生活習慣病予防が重要視されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

生活習慣病用語辞典 「アテローム血栓性梗塞」の解説

アテローム血栓性梗塞

脳梗塞のうち、脳の中の比較的太い動脈の内腔が狭くなり、そこに血栓が付着し、血管が詰まって起きるタイプのものです。

出典 あなたの健康をサポート QUPiO(クピオ)生活習慣病用語辞典について 情報

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