アマンクラット1世(読み)アマンクラットいっせい(その他表記)AmangkuratI

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アマンクラット1世」の意味・わかりやすい解説

アマンクラット1世
アマンクラットいっせい
AmangkuratI

[生]?
[没]1677. トゥガルワンギ
中部ジャワマタラム王国第4代の王 (在位 1645~77) 。別名スーナン・トゥガルワンギ。父スルタン・アグン王の時代にジャワの大部分にまで拡大した領土を受継ぎ,統治組織の充実に力を注いだ。そして服従しない地方領主やイスラム系指導者約 6000人を殺したと伝えられる。オランダ東インド会社との関係は対等から従属へと変化し,晩年は内乱によって王宮から追われ,トゥガルワンギで病死するとき,後事を会社に託した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android