アマン
Jost Amman
生没年:1539-91
スイスの画家,素描家,木版画家。チューリヒに生まれたが,1561年ころニュルンベルクに移住し,主な活動の地とする。チューリヒ,バーゼル時代はガラス絵師の修業をした。のちフランクフルトの印刷・出版業者フォイヤーアーベントSigmund Feuerabend(1528-90)と提携し,《職人づくし》(1568)をはじめ,種々の挿絵を制作。民衆的要素とマニエリスム的要素をもつ500余点にのぼる作品は,芸術的価値よりむしろ時代・風俗の記録画として優れ,後世の版画職人の規範となった。
執筆者:小池 寿子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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アマン
Aman Michael Andom
[生]1924/1925. エリトリア
[没]1974.11.22. アジスアベバ
エチオピアの軍人,政治家。青年将校時代はハイレ・セラシエ皇帝の信頼厚く,隣国ソマリアとの国境紛争さなかの 1964年には,首都モガディシオを脅かすほどの戦功を立て,「砂漠の獅子」の異名を取った。しかし,民主的改革を望む立場は皇帝のそれと相いれず,65年軍を退役し,上院議員となった。 74年9月皇帝の廃位,臨時軍事行政評議会 (臨時軍事政府) の成立に伴い,議長に就任。その後,臨時軍事政府が急テンポで社会主義の方向に進むなかで,11月 15日議長の辞任を申出たが,11月 22日逮捕におもむいた軍の手で射殺された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のアマンの言及
【オカヤドカリ】より
…その名のとおり陸生の甲殻綱オカヤドカリ科の1種で,夏に幼生を海に放つとき以外は海に入らない(イラスト)。野菜などを餌として飼育が容易であるため,ペットとして夏の夜店などでなじみぶかいが,琉球列島ではアマンと呼んで釣餌として利用している。甲長4cm。…
※「アマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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