ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリアバータ」の意味・わかりやすい解説
アリアバータ
Āryabhata
[没]550頃
インドの数学者,天文学者。 499年に,当時としては,最も完成された数学的手法を用いて"Aryabhatiya"という書物を著わした。そのおもな業績は,天文学と球面三角法に関するものであるが,そのほか,数論,代数学,平面三角法についても多くの仕事を残している。彼はまた円周率の正確な近似値 (3.1416) を計算している。天文学の分野では,天体の見かけ上の運動は地球の自転によって説明できると信じていた。
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