アルケスチス(その他表記)Alkēstis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルケスチス」の意味・わかりやすい解説

アルケスチス
Alkēstis

ギリシアエウリピデス悲劇。前 438年,サチュロス劇の代りに上演されたと伝えられる。ペライの王アドメトス死期が近づいたとき,身代りを立てれば救われることを知る。父も母も断ったが,妻アルケスチスが進んで応じて死神とともに冥府へ向う。たまたま客となったヘラクレスがこれを知ってあとを追い,アルケスチスを奪い返してくる。アドメトスが前半特にエゴイストとして現れたり,神話世界の事柄が日常的論争揶揄の対象となるなど,喜劇的要素が強い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む