20世紀西洋人名事典 「アルベールカミュ」の解説
アルベール カミュ
Albert Camus
1913.11.7 - 1960.1.4
フランスの小説家,劇作家,無神論的実存主義哲学者。
元・「コンバ」紙主筆。
アルジェリア出身。
アルジェ大学に学ぶ。
アルジェリアの貧しい農家に生まれ、給食生として高等中学に進学、ここでジャン・グルニエに会い文学に目を向ける。大学で哲学を専攻後1936年劇団「労働座」を結成、演劇活動を行う。処女作「裏と表」(’37年)を発表。その後アルジェの新聞記者となり植民地政策を批判、追放されパリで「パリ・ソワール」紙の記者となる。’44年「コンバ」紙主筆となり、’51年「反抗的人間」を発表しサルトルと論争。’57年ノーベル文学賞受賞。「異邦人」(’42年)、「ペスト」(’47年)、「転落」(’56年)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報