20世紀西洋人名事典 「アルベールマルケ」の解説
アルベール マルケ
Albert Marquet
1875.3.27 - 1947.6.14
フランスの画家。
ボルドー生まれ。
初めパリの装飾美術学校に学ぶが、画家を志しマティスとともにエコール・デ・ボザールのギュスターヴ・モローの教室で学ぶ。1905年サロン・ドートンヌ展に出品、初期フォービスム運動に参加。’07年ドリュエ画廊で初個展。常に調和と均衡の感覚を失わず、玉虫色のニュアンスをそなえた色彩とゆるやかな構図によって、自然のもたらす情緒的雰囲気を巧みに表現し、海景や自室の窓から俯瞰したパリの街景を好んで描く。主な作品「ル・アーブルの見世物」(’05年)、「海辺の謝肉祭」(’06年)、「植民地の軍曹」(’07年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報