日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルモリカン山地」の意味・わかりやすい解説 アルモリカン山地あるもりかんさんちMassif Armoricain フランス西部の山地。面積約6万5000平方キロメートル。ブルターニュ、バンデー、アンジュー、バー・メーヌ、ノルマンディー西部に及ぶ丘陵地の総称で、パリ盆地とアキテーヌ盆地を画している。古生代末期に形成された褶曲(しゅうきょく)山脈が長年の侵食作用を受けて準平原化した丘陵地で、最高点は標高417メートル、平均高度100メートル。低平ではあるが、複雑な地形をみせている。[高橋 正] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例