アレアルディ(読み)あれあるでぃ(その他表記)Aleardo Aleardi

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アレアルディ」の意味・わかりやすい解説

アレアルディ
あれあるでぃ
Aleardo Aleardi
(1812―1878)

イタリア詩人ベローナの伯爵家に生まれ、パドバ大学に学ぶ。プラーティと並び後期ロマン主義の代表者。当初リソルジメント(国家統一)の理想を歌うが、その幻滅から、作品は感傷的偏重を強めていく。主としてフォスコロから新古典主義的伝統を継承しつつ、それをロマン主義と融和させた詩風は、カルドゥッチに影響を与えた。代表作は『チルチェッロ山』(1856)、『詩集』(1864)など。

[鷲平京子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アレアルディ」の意味・わかりやすい解説

アレアルディ
Aleardi, Aleardo

[生]1812.11.4. ベロナ
[没]1878.7.17. ベロナ
イタリアの詩人。若くしてリソルジメント (国家統一運動) に参加,プラーティにすすめられ,パドバの雑誌『カッフェ・ペドロッキ』 Il caffé Pedrocchiに愛国主義の詩を発表。 1852,59年の2回,オーストリア政府に捕えられたが,国家統一後は議員に選出され,晩年の 64~74年,フィレンツェ大学美学を講じた。主著歌集』 Canti (1864) 。

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