20世紀西洋人名事典 の解説
アレクサンダー・G. クロシュ
Aleksndr Genadievic Kuros
1908.1.6 - 1971
ソ連の数学者。
元・モスクワ数学会会長。
1928年スモレンスク大学から数学のB.Aを受け、’30年モスクワ大学の教官。’37年同大学の数理物理学の学位を取得し、数学の教授となり、モスクワ数学会の会長の座に付いた。彼は代数学を教育上の観点から、2つの分野に分け、線型代数と多項式代数に分けるべきだと主張。代数学の一般問題に関する多くの論文も残す。特に「群論」は有名で群の一般論の現代的教科書的立場として評価を受けている。「高等代数学」(’56年)、「マルティーオペレーター代数の自由積」(’60年)等の著書を残す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報