アレッチ氷河(読み)あれっちひょうが(英語表記)Aletsch Gletscher

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アレッチ氷河」の意味・わかりやすい解説

アレッチ氷河
あれっちひょうが
Aletsch Gletscher

アルプス最大の谷氷河スイス・アルプスのベルナー・オーバーラント山群にある。正しくはグロッサー・アレッチ氷河(大アレッチ氷河)とよぶ。全長約26.8キロメートル、面積約115平方キロメートル。ユングフラウ山(4158メートル)、メンヒ山(4099メートル)の南面に発し、標高約2500メートルのコンコルデア・プラッツで、アレッチホルン山(4195メートル)北面からの氷河をあわせ、氷河の末端は標高約1600メートルに及んでいる。融水はローヌ川上流に注ぐ。

[小野有五]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アレッチ氷河」の意味・わかりやすい解説

アレッチ氷河
アレッチひょうが
Aletsch Gletscher

スイス中南部,バレー州ベルナーオーバーラントのユングフラウ南側にあるアルプス最大の氷河。長さ約 26.8km,面積約 115km2。ユングフラウに発し,アレッチホルン (4195m) の東と南の山麓を取り巻き,ローヌ川の支流マサ川の水源となる。 2001年世界遺産の自然遺産に登録。観光基地はブリーク,ユングフラウヨッホなど。

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