20世紀西洋人名事典 「アンスアルトゥング」の解説
アンス アルトゥング
Hans Hartung
1904.9.21 - 1967
フランスの画家。
ドイツ出身。
ドレスデン画を始め、1922年から抽象的絵画を制作。’25年カンディンスキーの講演に感銘しこの傾向に専念、’31年にはドレスデンで初の個展を開く。ナチスを嫌いパリに脱出、第二次大戦中は外人部隊に参加、重傷を負い右足切断。’45年パリに戻り画業に復帰し、同年フランスに帰化。カリグラフィックな筆さばきを持つ線描抽象絵画の巨匠として評価されリトも秀作が多い。グッテンハイム賞、ベネチア・ビエンナーレ展大賞等受賞。パリで没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報