日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーホンド・ザーデ」の意味・わかりやすい解説 アーホンド・ザーデあーほんどざーでĀkhund-Zāde(1812―1878) ペルシアの戯曲家。アゼルバイジャン出身の商人の子としてカフカスに生まれる。1850年から1857年にかけてトルコ系アーザリー語で6編の喜劇を書いて「コーカサスのゴーゴリ」とよばれた。喜劇を通して社会を風刺し、専制、封建主義に反対した。作品はペルシア語に訳され上演されてイラン民衆に大きな影響を及ぼし、立憲革命運動の支えにもなったことで名高い。[黒柳恒男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例